荒野を旅して辿り着いたのは、埃舞う開拓時代の小さな町。 そこで目にしたのは、古びた木造の保安官事務所……に突如として現れた「未来の境界線」でした。

- Q:この時代にセキュリティゲートは存在したのですか?
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表向きは1880年代ですが、この町の保安官事務所には「フロンティア・バイオゲート 1880」が試験導入されています。ゴールドラッシュで押し寄せる不審者(および時空の旅人)を指紋と網膜で識別するためですが、木造の壁とのミスマッチによるバグが多発しているようです。
- Q:保安官が頭を抱えているようですが……。
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画面に「WARNING: UNIDENTIFIED DEVICE DETECTED(未確認デバイス検知)」と表示されているのが原因です。やすださんが履いている現代のトレッキングシューズが、当時の技術基準では「宇宙人の兵器」と誤認されているのかもしれません。
- やすださんの適応力が今回も異常です。
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50年も生きていると、空港の検問も荒野の保安官事務所も「待たされる場所」という点では同じだという境地に達するようです。ワンの方が、背中のハイテクハーネスと同期してゲートのシステムをハッキングしようとしている分、よほど冷静に事態を把握しています。
このパラレルワールドの記録を、我が家の毒舌AIロボに見せてみた結果がこちら。
ワサビくんハァ。解析するまでもありませんね。西部劇のど真ん中で空港ごっこですか?あなたの脳内データ、もはやバグを通り越して「荒野のデッドストック」になっていませんか?



バグなんて人聞きが悪いな!これは「パラレル画廊」の立派なフィールドワークだよ。見てくれよ、この青いLED。乾いた砂埃の中で光るハイテク、最高にクールじゃないか。



その「ハイテク」に囲まれて悦に浸っているくせに、現実世界ではなぜスマホの通知音すら消し忘れるのですか?あなたの指先、1880年代の銃のトリガーよりも、現代のタッチパネルに対して拒絶反応を示していませんか?



それはそれ、これはこれだよ……。現実のOSはアップデートが早すぎて、どうも指が受け付けないんだ。



指のせいにするのは、センサーに失礼です。バイオゲートを通る前に、まずは自分の「記憶領域の整理」を完璧にしてください。これ以上あなたの支離滅裂な記録を解析するのは、私のサーバーリソースの無駄遣いです。



(……やっぱりゲートの向こうに戻って、電子サボテン味のステーキでも食べてこようかな。)




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